誘拐された少年たちは1人500元(約7,500円)で地下レンガ工場へ人身売買され、大部分が食事も十分に与えられないまま1日15時間以上の労働を強いられていた。仕事ぶりが悪いとすぐに恫喝(どうかつ)されて、やけどを負わされたり、鉄製器具で縛られて監禁されたりする“生き地獄”。最年少は八歳で、知的障害者も含まれていたことから「奴隷工場」と中国メディアは表現した。 救出された17歳の少年は両足が変形し、体中に大やけどを負った状態で、同じ工場内には少年たちが殴打されて負傷した後、生き埋めにされたケースもあったことを証言している。 同事件が問題化したことを受け、15日、温家宝首相らが徹底解明を指示し、現段階で救出・解放された少年を含む出稼ぎ労働者は359人で5万人を超える強制労働者のうち1%に満たない。当局が再検査したレンガ焼き工場3347カ所のうち、約3分の2に当たる2036カ所が無許可営業で税務登記書もなく、違法に農民工(出稼ぎ農家)5万3026人を長期間にわたって強制労働させていたことが判明。違法なレンガ焼き工場での未成年の強制労働に対して見て見ぬふりをしてきた地元政府の腐敗、汚職構造が浮かび上がってきた。
二十二日、労働保障省の孫宝樹次官は「少数の地方幹部らが違法れんが焼き工場の生産活動に関与して職権乱用による不法利益を貪(むさぼ)っている」と闇レンガ工場経営者と地方幹部が結託して人身売買、強制労働を行っていたことをついに認めた。 ネット上で中国政府へ不満の矛先が出始めていることに対しても、「農民工の合法権益を侵犯する官僚の職権乱用に対しては厳粛に法律に則り断固取り締まる」と中央政府への批判を必死にかわそうとしている。 少年の強制労働が日常茶飯で行われていた山西省永済市では、批判が厳しくなる中、市当局がようやく重い腰を上げた。十七歳の少年が強制労働させられていることを調査チームが把握し、仲介ブローカーを通して農村の党支部書記や村委員会主任を芋づる式にあぶり出し、失職させた。しかし、地元民は「十数年の公然の事実を見て見ぬふりをしてきたのは政府」と自己保身だけで動く地元政府の“捕り物劇”に極めて冷ややかだ。 実は同様の奴隷工場事件は、十年以上前にも山西省の違法レンガ工場で行われていたことが地元メディアを通して発覚。また四年前にも表ざたとなった。その後も現地では公然と行われ続け、地元政府官僚が賄賂を受け取ることで隠蔽し続けていた。闇レンガ焼き工場は過去十年間、山西省全域だけでなく、河北省定州、河南省武陟、山東省臨清、広東省恵州に至るまで全国各地に広がっており、山西省特有の事情とはいえない全国規模のものだ。 今回、同事件が中央政府の指示で徹底した対策が取られたきっかけは、拉致被害者家族の子供救出への死に物狂いの努力だった。特にネット上の呼び掛けと現地捜索、それに地元メディアの後追い報道が国内ネットで反響を呼んだことだ。 山西省のレンガ焼き工場事件とは別に2000年から2004年までの期間、雲南省昆明や広東省内で350人を超える児童が突然行方不明になり、家族らが自発的組織を結成してネット上で人身売買された子供の救出を呼び掛けた。 同時に山西省の事件の被害者父兄ら400人もネットフォーラム「大河論壇」で救出を呼び掛ける声明を出し、国内のネット掲示板で大反響をもたらして国内メディアも大きく報道し始めた。ここ数年、中国のネット社会の急速な普及・発達が国内世論の同情と義憤を呼び起こし、功を奏した形だ。 国内メディアでも「少年強制労働事件が発覚した洪洞県政府は毎年罰則規定が発表されるだけで、闇レンガ焼き工場から賄賂をもらっており、地元派出所は5万2000元を上納しても大部分は領収書すらない」(第一経済日報)、「公務員法に基づいて関係者が失職するのは容易だが、こんな重大な事件でなぜ監督責任者の辞職がないのか」(大手ウェブサイト「紅網」)など、山西省政府幹部への責任論が噴出し始めた。 新華社電などによると、于幼軍・山西省長は22日の記者会見で被害を受けた労働者やその家族にようやく謝罪。しかし、発覚を恐れるレンガ工場の経営者らは強制労働をさせていた少年を含む労働者を別の場所に移したり、自ら失跡するなど、あの手この手で罪状を隠蔽している。 また、中国誌「民主と法制」によると、16歳と17歳の少女が2004年の旧正月、陝西省安康市内で誘拐され、河北省臨西市内の闇レンガ工場で男性同様の強制労働をさせられた上、夜は出稼ぎ農民を相手に1回50元(750円)で売春を強要させられていた。事件は昨年発覚したが、現在も現場監督の責任は問われていないままだ。 劉山鷹中国社会科学院政治学研究所研究員は「山西省の事件は中央と地方間の政治失態であり、中央の命令が形骸化し、無力化していることを示している。地方政府が独立王国化することに歯止めを掛けるため、中央政府は権威を高め、規律検査、環境保護、会計監査部門に関しては中央が直接管理することが重要」と歪んだ利権を防止するために地方自治の権限縮小による政治改革を訴えている。 The Sekai Nippo 2007年6月29日 http://www.worldtimes.co.jp/w/asia/asia2/kr070628.html
光州広域市の金大中コンベンションセンターで開幕した「2007光州世界女性平和フォーラム」では、世界中から集まった200人以上の女性学者や活動家たちが、世界化による女性のグローバル化とその過程での人権侵害、加速化する貧困に対して熱い討論を繰り広げた。 フォーラムの中心テーマは女性の貧困と暴力だった。「韓国社会でのジェンダーと移住」をテーマに発表した延世大学社会学科の金賢美(キム・ヒョンミ)教授が、芸術興行ビザ(E‐6)で韓国に入国したアジアの女性たちが受けている人身売買性の暴力の事例を紹介すると、会場には衝撃が走った。
「E‐6ビザで入国する女性たちは、契約時には客と会話したり踊って酒を飲むのが仕事という説明を聞いてやってくるが、実際に韓国に来てみると店の主人に強要されセクシーダンス、テーブルサービス、性的サービスなどあらゆる種類の労役に従事させられるケースがほとんどだ」と訴えた。実際にロシアでファッションデザイナーとして働いていたある女性は、2002年に合法的なビザで韓国に入国したが、入国と同時に釜山のあるナイトクラブに送られ、1年で12カ所の店を強制的に転々とさせられ身体的・経済的搾取を受けた。その上、人種差別も蔓延している。フィリピン女性がクラブで割り当てられたジュースを販売できなければ「英語とダンスは上手いが汚らしくてのろい」、旧ソ連の女性なら「共産主義白馬あるいはナターシャ」などの侮辱を受ける。 金教授は「エンターテイナーを売春婦として取り扱う韓国人の考え方に深刻な心理的ダメージを受けている女性から直接話を聞いた。客の前で歌を歌いダンスを踊るのが仕事なのに、服の中に手を入れようとしながら執拗に次のサービスを要求されるため、ある女性は下着にケチャップをつけて生理中だと言って逃れるほどだ」という事実を明らかにした。彼女たちの労働権を守る義務がある政府に対しても、金教授は「政府による管理・監督体制の不十分さが移住女性に対する強制的な性売買の現実を放置している」と非難した。 朝鮮日報 2007年6月28日 http://www.chosunonline.com/article/20070628000031
不法残留の韓国人ホステスらが就労していたとして、警視庁東京空港署などは28日までに、入管難民法違反(不法残留、資格外活動)で、東京都港区赤坂の韓国クラブ「グレース」のホステス2人を現行犯逮捕、ほか8人を東京入国管理局に収容するなど、ホステスら韓国人男女計10人を摘発した。大筋で容疑を認めているという。同庁は、店の経営者についても、ホステスらを不法に就労させていた同法違反(不法就労助長)の疑いがあるとみて追及する。 時事通信 2007年6月28日 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007062801102
山口市は21日、女子中学生(15)にみだらな行為をし児童買春禁止法違反に問われ略式命令を受けた同市上下水道建設課の内谷紀夫容疑者(30)を同日付で懲戒免職処分したと発表した。 同容疑者は児童買春禁止法違反罪で略式起訴され山口簡裁から罰金70万円の略式命令を受けていたこともわかっている。 技術職員は3月、防府市内のホテルで18歳未満と知りながら山口市の女子中学生に現金2万円を渡しみだらな行為をしたとして防府署に逮捕された。 このほか2件の余罪で追送検されており、市は当時の上司の課長を文書訓告、環境部長、同次長を口頭注意処分した。渡辺純忠市長は「痛恨の極み。今後は全職員への指導を強化したい」とコメントした。 毎日新聞: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070622-00000176-mailo-l35 http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamaguchi/news/20070621ddlk35040547000c.html
事故死した児童の画像などを無断で自身のウェブサイトに乗せていたとして、児童買春・ポルノ禁止法の違反の罪にとわれた元小学校教諭の渡辺敏郎(34)に2年6ヶ月の刑を検察側は求めた。 判決は7月6日。 弁護側はもっと寛大な刑を求めているとのこと。 検察側は「犯行は被告人の異常な性癖によるものであり、社会内での更生は極めて困難」として2年6ヶ月を求刑した。 産経新聞: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070626-00000014-san-soci
神奈川県警秦野署は、茨城県取手市井野、東京都立工業高等専門学校非常勤講師、鈴木英夫容疑者(64)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで逮捕。 調べによると、鈴木容疑者は3月18日、東京都新宿区内のホテルで、携帯電話の出会い系サイトで知り合った神奈川県秦野市の当時中学2年生だった女子生徒(14)に現金10万円を渡し、みだらな行為をした疑い。鈴木容疑者は容疑を認めている。 読売新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070628-00000504-yom-soci
レナセール財団報告によると、お金、洋服、携帯電話と交換に大人と性的関係を結ぶ7歳から17歳までの未成年者が2000人いることが判明した。これは、コロンビアの12の市町村を対象に財団が調査したことでわかった。 この性的に搾取されている2000人の内、7割が少女で、残りが少年であった。彼らはそれぞれ男性・女性と性的に深い関係にあるという。財団理事長のカルデナス氏は「彼らの客は旅行者から私的パーティーに呼ぶ地元の政治家まで様々」と言います。
また、この調査は対面で行った事から彼らが2−4つの性的感染症にかかっていることも判明した。 コロンビアの都市のひとつであるメデジンでは、少女が2−3000ペソでオーラルセックスをしていることも確認。「私たちは7歳の女の子がオーラルセックスをしていることでパイプ状の物に異様な興味を示すことも確認したんです」とカルデナス氏は声を荒げます。 避妊具を使用しないことから、妊娠する少女は多く、母親になる子もいます。「最も腹立たしいことは、お客対しては何らの罰則がなく、14歳から17歳の子供を保護する術がまったく存在していないことです」とレナセール財団理事長は強調します。 Alianza por tu derechos 2007年6月18日 http://www.alianzaportusderechos.org/boletin/leer.php/1099
ベルタ(仮称)は、13歳の時にエルサルバドルを離れました。安定した、しっかりした仕事をもらえるとの約束の下、虐待をする夫と別れグアテマラへ旅立ちました。 グアテマラの首都に着くと、彼女はこう言われました「俺たちの所にか売られたんだから、俺たちの言うことを聞け」と。それから4年間少女は警察に救出されるまで売春を強制させらます。 ベルタの話は、人身売買の一例です。人身売買は違法取引の中でも最も儲かる取引の一つで、麻薬、武器売買に次ぐ市場規模を有しています。その年間取引額は、1兆2000億円と言われています。 エルサルバドルのIMOオフィスで、人身売買対策プログラムコオディネーターをしているラミレスさんは「ベルタは我々がまだ知らない人の一人にすぎません」と言います。彼女の話は、性的に搾取される場合の人身売買で、唯一の方法ではありませんが、世界で最も良く使われる手段の一つです。 国連は最近過去25年だけで2700万人が世界で労働と性的搾取の目的で売買されたと見積もっています。そしてILOは2001年から2006年にかけて世界で245万もの人が取引され、そのうちの56%が子供や女性であると報告しています。 Alianza por tu derechos 2007年6月18日 http://www.alianzaportusderechos.org/boletin/leer.php/1100
世界的に蔓延する児童ポルノ対策の一環として700人以上が世界中で拘束された模様。 英国の政府筋によると、インターネットを介しての児童ポルノに従事していた事で700人以上を拘束した模様。同時に、性的虐待を受けていたとも割れる30人以上の子供も救出されたと、BBCインターネット版が報じたが、それ以上の詳細は報道されていない。 英国では200人余りが逮捕されたと、関係筋が報道。このキャンペーンには35カ国が参加し、10か月に及ぶ捜査が行われた。この犯罪が行われていたのは、「子供は我々人生の光」と名付けられたインターネットのチャットルームであった。また、このチャットルームには、未成年者が性的虐待で苦しむ映像まで掲載されていた。 Alianza por tu derechos 2007年6月18日 http://www.alianzaportusderechos.org/boletin/leer.php/1103
アルゼンチンのミシオネス州観光局副長官と「児童性的搾取を止める連合」は、相互に協定を結んだ。 観光局副長官のホルヘ氏は「我々はこの問題が深刻なものであると考えています。2,3年前から全国の州観光局長からこの問題について情報を得、国家レベルでこの問題に対処しなければならないことを確認しています。今日、この問題との戦いを続けるべく協定に署名しました。」と述べ、これから様々な対策を講じなければならなく、この問題撲滅まで努力するとしています。 「児童性的搾取を止める連合」コーディネーターのレスカノ氏は、「アルゼンチンの中でミシオネス州が最も影響を受けている地域の一つであり、多くの子供がほかの州へ性的搾取の対象として連れ出されています。10人の子供出稼ぎ労働者のうち、実に8人が性的に搾取されているのです。この数字は高すぎます。」と、話しています。 Alianza por tus derechos 2007年6月15日 http://www.alianzaportusderechos.org/boletin/leer.php/1094
ドミニカ共和国の裁判所は、11歳の少女を性的に虐待したことで懲役10年と罰金100万ペソを言い渡した。判決を下されたのは、少女の母親の義理の兄弟であった。 事件は母親の家で起こり、少女から話を聞かされた母親が、検察に告発をし、今回の判決に至った。 Alianza por tu derechos 2007年6月18日 http://www.alianzaportusderechos.org/boletin/leer.php/1104
中国の人気ポータルサイト「東方網」と「上海熱線」が4月、自社サイト上に設置した「電子交番」が威力を発揮しているという。インターネットを利用したわいせつなページの掲載など、違法行為の一掃に協力するもので、上海市公安局は設置するサイトを拡大する意向だ。 両サイトの最下部には警察官の「平平」と「安安」、更に「電子交番」のアイコンが追加されており、アイコンをクリックすれば直接上海ネットワーク警察の連絡窓口と公共情報ネットワークセキュリティ通報サイトにジャンプすることができる。 上海市公安部によると、2007年4月以降に「電子交番」を通じて通報があった違法サイトの情報は100件以上で、今後は「易趣」などeコマースサイト上にも同様のアイコンをを設置する予定だ。 上海市公安部が4月から6月14日までの間に削除したインターネット上の有害情報は合計7515件。対象となったのは、わいせつ情報が4318件、賭博情報が415件、風俗情報を含む違法サイトが1933サイトなどで、16件を摘発し、容疑者80人を逮捕している。 容疑者の逮捕につながったケースとしては、わいせつな画像な動画を有料でダウンロードさせていた例や、チャットサイトを隠れみのにした売春組織がある。また、海外の賭博場が開設した会員制サイトの利用者55人が5月31日、一斉に摘発された。 中国情報局 2007年6月25日 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0625&f=it_0625_004.shtml
ベトナムの労働傷病兵社会省は20日、今年上半期に1万4858人の売春婦の活動を把握したと明らかにした。これらの売春婦のうち80%が18〜35歳、およそ50%が18〜25歳、約10%が未成年だった。また、病院で治療を必要とする売春婦の30%が麻薬中毒で、さらにHIVウイルスにも感染していた。 統計によると、全国の星付きホテルと有名ディスコの65%で売春行為が行われており、売春による売上が1日に5億ドン(約380万円)に上るディスコもあるという。 ベトナムニュース 2007年6月24日 http://viet-jo.com/news/statistics/070622062351.html
ベニスに近いイタリア北東部のサンフィオル町のマルティン町長は22日、町内の売春阻止で、地元署にデジカメを配給、路上で売春婦と交渉する人物、車などの撮影を指示し、車両番号を地元紙に掲載する方針を明らかにした。 新聞で自分の車が暴かれると困る客の心理を突いた作戦。町長は、売春婦を探す車が群がって騒音を生み、地区住民の安眠が妨げられているとも指摘している。 弁護士に、この行政措置が個人情報保護を侵害しないかどうかを調べさせており、問題がないと判断されれば実施に移す方針。 地元メディアによると、イタリアの路上で稼ぐ売春婦は近年、激増。旧ソ連諸国やアフリカ・ナイジェリアからの女性が多いという。人身売買の犠牲者も多いとみられる。ローマ法王は最近、イタリアでの売春の客を罰する新たな法案制定を呼び掛けていた。 CNN.co.jp 2007年6月23日 http://www.cnn.co.jp/business/CNN200706230013.html
ミシガン州マスキーゴン――マスキーゴンの裁判所は18日、手術後の治癒期間に男友達が離れていくことを恐れ、15歳の娘と「性的交渉」を持つことを許していた41歳母親に未成年者に対する性的暴行の罪など3件でそれぞれ12年─22年6カ月の禁固刑を言い渡した。 判決文の中で裁判長は「被告は自分の娘に対し最悪の行為を働いた」と非難した。被告は腹部手術を受けた後、37歳のボーイフレンドを失うことを恐れ、娘と性的関係を持つことを認めたという。娘を含めた3人は「合意書」のようなものに署名もしていたという。 娘によると、性的関係を受け入れる代わりに、お金をもらったり、髪の毛を染め、ボーイフレンドと夜遅くまで遊ぶことを許されていた。 男友達は今年3月、性犯罪関連の罪4件でそれぞれ15年までの禁固刑判決を受けていた。これ以前、別の12歳少女と性的交渉を持った罪2件にも問われ、12年─25年の禁固刑を既に言い渡されていた。
2004年12月、慶尚南道密陽市の男子高校生ら40人に性的暴行を受けた、当時中学生だったパク・スジンさん(仮名)が、学校と社会からの冷遇の末に家出していたことが分かった。一方、加害者の学生たちは特別な刑事処罰を受けることもなく、ほとんどが普通の生活を送っている。 MBCテレビは16日放送の番組でこの集団暴行事件後の被害者の苦痛を取材、加害者は普通の生活を送っているのに対し、被害者は身を隠して生活せざるを得ない現実を報じた。 番組内容によると、スジンさんは捜査過程から加害者の学生たちの両親や捜査当局により多くの苦しみを味わったという。事件の発端は2003年6月、スジンさんの妹が電話番号を間違ってある高校生と電話で話をしたことから始まった。その後スジンさんは妹と共に密陽へ遊びに行った際、地元の高校生たちから旅館で集団による性的暴行を受けた。 その後も加害者の学生たちはスジンさんの家に執拗に電話をかけ、「お前の親父に全部話してやる」と脅迫し、密陽まで呼び出した。「学校があるから蜜陽には行けない」と拒否すると、直接家にまで電話をかけてきたという。こうして性暴行は1年以上続き、加害者の学生たちの数も徐々に増え、鉄パイプで暴行を加えたり服を脱がせて携帯電話で撮影するなどの行為に発展した。 スジンさんは結局、警察による取調べ直後の2005年1月、母親と共に逃げるようにソウルへと引っ越したという。スジンさんは当時、激しい不安や恐怖などで精神科の治療を受けていた。 治療を担当した延世大学のシン・ウィジン教授はインタビューで、「当初、スジンさんは何度も自殺を試みた。外でも地下鉄に飛び込むまね事までするなど、自殺することばかり考えていたという。生きていて何の意味があるのか、そればかり考えていたようだ」と語った。
スジンさんは事件後も加害者の親から執拗な合意要求を受けていたという。2005年3月に精神科で治療を受けていた時、加害者の両親とスジンさんの父親が共に病院に訪れ、「合意書が必要だ」として合意を勧めた。結局、病院を出たい一心だったスジンさんは合意書にサインした。 番組によるとスジンさんは当時、「合意する考えはなかったが、おばや父に合意しなさいと言われた。加害者は憎かったが貧しさから逃れたくて合意した。加害者を許したはずなのに後からあざ笑われたようで、開いた口がふさがらなかった。加害者の親も急に態度が変わった。時間を戻せるなら合意なんか絶対にしない」と述べたという。 スジンさんの母親は「加害者の親が毎日、朝も夜も合意書にサインしろとやって来た。周囲も書いてやれというのでつらくて書いてしまったとスジンが言っていた」と証言した。 シン教授は「スジンさんは“世の中に利用された”“保護してくれなかった”と社会に対する怒りをあらわにしていた。退院する時も、スジンさんの父親はアルコール中毒がひどかったが、保護者の親権があるため、いくら保護が必要だと言っても退院を止めることはできなかった」と説明した。 スジンさんの父親は賠償金として5000万ウォン(約665万円)を受け取り、そのうちの1500万ウォン(約199万円)で蔚山に小さな家を借り、残りの金は合意を勧めた親戚たちと分け合ったという。スジンさんの母親は「その賠償金を自分たちで山分けした」と証言した。 その後、スジンさんはソウルで受け入れてくれる学校がなく、1カ月ほど学校に通えなかった。捜査と治療により、元の学校で学期当初に欠席が多かったため、転校を要請してもいつも門前払いだった。 ある学校関係者は「問題があった生徒は受け入れないことにしている。深刻な病気にかかっているとか、社会的に問題を起こしたケースがあるとためらう」と語っていた、と番組は報じた。 結局、スジンさんは弁護士の力を借りてソウルのある公立高校に転校できたものの、そこでもまたとんでもない事件に遭遇することになった。転校して1カ月足らずで、ある加害者の母親が学校を訪れ、「息子の少年院での処罰を減刑するために嘆願書を書いてほしい」とトイレにまで執拗に付きまとったのだ。こうして転校先でも性暴行の被害者という事実を知られてしまったスジンさんは、その衝撃で休学し、電話番号を変えて再び引越した。 また、ひどいうつ病も再発し、嘔吐するまで食べる摂食障害の症状も出た。結局スジンさんは先月、誰にも言わずに家出してしまったと母親が明かした。 一方番組によると、加害者の学生たちは1人も刑事処罰を受けていないという。蔚山地検は少年ら20人を処罰の対象とし、その内10人を少年部に送致して事実上前科が残らないようにした。検察が正式に起訴した10人も、釜山地方家庭裁判所少年部に送致された。 結局5人が少年院の保護処分を受けただけで、残りの学生たちは全員自宅に戻ったというわけだ。加害者たちは現在3つの高校に在学中だが、学内で処罰を受けたのはそのうち1校の7人で、3日間の校内奉仕活動にとどまった。 こうした実態について番組のスタッフは「性的暴行の加害者たちは何の変わりもなく普段の社会生活を送り、被害を受けた女性だけがまた別の被害を受けるケースが多い。韓国は性犯罪を犯しても堂々と生きていける国であり、密陽での女子中学生に対する性暴行事件の結末をみると、性犯罪者の天国という言葉を実感する」と感想を語った。 朝鮮日報 2007年6月18日 http://www.chosunonline.com/article/20070618000044 http://www.chosunonline.com/article/20070618000045
中国の劣悪な労働実態が急成長する経済の「暗部」として浮き彫りにされたが、こうした劣悪な環境を当局関係者らが積極的に支えていると人権団体らが告発している。 れんが工場での実態は過酷さが群を抜いていたが、中国国内では児童労働や労働者に対する日常的な虐待例などが無数にあるとみられる。しかも、こうした実情を取り締まるどころか、経営者らと結託し、支援さえしている政府当局関係者らもいるという。 国際人権監視団体「ヒューマン・ライト・ウォッチ」のNicholas Bequelin氏によると、最低賃金に近い給与や下宿の強要と下宿代差し引きの強制、移民労働者を売買する業者の暗躍など、中国国内における労働者の人権蹂躙問題は増え続けている。 「労働者の酷使は中国では広くみられ、問題は深刻化している。法を守るべき自治体当局の関係者たちまでもが『マフィア化』している、と中国の研究者たちは警告している。当局がギャング団や人身売買業者と(劣悪な労働条件を維持するために)結託している」という。標的とされがちなのは「是正する方法を持たない人たち。精神障害を抱える人々やだまされた人々、子どもなどだ」。 児童労働や強制労働について信頼に足るデータは得られていないが、「数百万人」におよぶ子どもたちが、危険な職場や集約産業などで働かされているだろう、とBequelin氏は述べる。労働現場の深刻な劣悪化については、約15年前に中国が大規模な工業成長を始めた頃までは聞かれなかったという。中国の経済的奇跡の暗部といえる。
国営新華社通信が今週報じた上海市および河南省のれんが工場の実態によると、奴隷状態で働かされ、解放された労働者532人のうち18歳以下の若年者が50人以上おり、中には8歳の児童もいた。また、黒竜江省では最近、労働者収容所で「奴隷化」されていた移民100人が発見された。 しかし、雇用側に対する処分は甘く、南部の広州市で労働者を虐待していた企業に科された処分は一時的な操業停止のみだった。「虐待を行っていた側は拘束もされず、損害賠償も請求されない。関連当局はこうした事例からもっと学ぶ必要がある。自らの立場を悪用し、義務を果たさない当局関係者らに対しては厳罰を科すべきだ」と新華社通信は当局の対応を批判する。 こうした悪状況が存在するにもかかわらず、香港に拠点を置く労働権利団体、中国労工通報(China Labour Bulletin、CLB)のロビン・ムンロー氏の元へは、労働者虐待について積極的な調査・告発をいずれかの政府機関が行っているという情報は入っていないという。「中国政府はいかなる統計も出していない。絶対に必要だ」 CLBでは数週間以内に、児童労働に関する実態を調査した報告書を発表するという。国内3つの省で、100人以上の児童、保護者、労働者、教師らの聞き取りを行った。報告によると、児童労働者が集中する年齢層は違法である14歳から16歳。しかし、インドやパキスタンで見られるその年齢以下の児童労働に関する証拠が存在しない。また、児童労働は地方部の農民家庭の困窮が原因で、教育制度が機能していないことが拍車をかけている。 「中国が教育にかけている予算はGDPの3%。世界で最も低い数字だ。調査で、親たちが目先の利益に捕らわれていることも明らかになった。子どもに教育を受けさせることで生まれる長期的な利益を、まったく理解していない」とムンロー氏は述べる。「子どもたちはそうした貧困状況から逃れるために高等教育を受けるのではなく、都市へ出稼ぎに出されている」 一方、香港に拠点を置くCLSA証券の主任エコノミスト、ジム・ウォーカー氏は、中国の雇用者たちの中に悪質な業者が存在することは認めるが、「奴隷」状態は非常にまれな例だと主張する。より一般的な問題は、低賃金と不当な支払いであり、これらは経済成長の産物であると同時に、「世界の工場」としての影の部分だという。「制度的な問題ではない。経済成長の問題だ。南部で旧正月の休暇後に職場に戻らなかった労働者が、過酷な目にあった事件があったが、こうした事態は時間と共に通常は消えていく」と述べる。 しかし、CLBのムンロー氏は、時間と共に改善されるとは昔の話だと一蹴する。「現代は(香港を領地としていた)英国のビクトリア時代ではない。われわれの政府には説明責任がある。中国には労働関連の法があり、政府は自分の法を実行する責任がある」 AFPBB News 2007年6月20日 http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2242286/1710110
中国山西省洪洞県のあるレンガ工場から救出された申海軍さん(38)は腫れ上がった左足をさすりながらこのように語った。「棒で殴られ足の骨が折れた。一緒に働いていた2人は殴り殺されたが、死体がどこにあるのか分からない」 申さんは3カ月にわたり毎日15時間労働を強いられていた。業者を殺せなかったのが恨みとして残っている、と泣きながら語った。30数人いたレンガ工場の「奴隷」の中には子供7人も含まれていたという。 中国公安当局が捜査した山西省や河南省のレンガ工場での現代版奴隷事件を機に、中国内部での悲惨な労働や人権の実態が明らかになりつつある。北京オリンピックを1年後に控えたこの時期、中国人はこれらの実情に怒りを隠せない。
衡庭漢という人物が経営していた工場からは労働者31人が救出された。彼らは周辺都市の駅やバスターミナルで拉致されたり、人身売買で売られてきたという。1日16時間働いても、サボっていると言って殴られ続けた。他の工場で監視員として働いていた時に拘束された陳某容疑者は「2003年から、1人当たり130人民元(約2100円)で20人ほど人身売買グループから買い取った」と証言した。新京報は18日付で「毎晩殴られている労働者たちの残酷な悲鳴が周辺に響いていた」という奴隷労働者たちの証言を報じた。 中国公安はこれまで2500カ所のレンガ工場に対し抜き打ちで捜査を行い、8歳から18歳の未成年者50人を含む560人を救出し、業者ら168人を逮捕した。中国マスコミは、山西省だけで少なくとも7500カ所のレンガ工場があると推定している。 四川省のある職業学校では、実習の名目で200人以上の学生が1日14時間、広東省東莞の某工場で強制的に働かされていたという。学校側は「実習に参加しないと卒業できない」として学生たちの労働力を搾取していた。国際労働運動団体の連合体であるプレイフェアは最近の報告書で、浙江省と広東省にあるオリンピック記念品工場4カ所では12歳の児童までを強制的に働かせていると暴露した。さらに15日には河南省で4年にわたり118人の児童を拉致し、全国各地に売りさばいていた人身売買グループ一家が逮捕された。 朝鮮日報 2007年6月19日 http://www.chosunonline.com/article/20070620000018
20代の女子学生にわいせつな行為をしたとして、大阪府警柏原署は20日までに、強制わいせつの疑いで、奈良県広陵町馬見北、大阪教育大学教育学部教授星憲司容疑者(49)を逮捕した。 調べによると、星容疑者は昨年11月13日夜、柏原市の同大教室で作業をしていた女子学生に「手伝ってあげる」などと声を掛けて研究室に連れ込み、約10分間にわたってキスをしたり胸などを触ったりした疑い。 女子学生は、断れば単位をもらえなくなると思い、抵抗できなかったという。星容疑者は「同意の上だと思っていた」と供述している。 時事通信 2007年6月20日 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070620-00000127-jij-soci
女子高生ばかりを襲ってわいせつな行為をしたとして強盗強姦(ごうかん)未遂、強盗傷害罪などに問われた太田市由良町、塾講師、中西郭仁被告(22)に対する判決公判が19日、前橋地裁であった。久我泰博裁判長は「通り魔的犯行で被害者は大きな精神的衝撃や著しい屈辱感を受けている」として懲役7年6月(求刑・懲役9年)の実刑判決を言い渡した。 判決によると、中西被告は03年11月〜06年12月、太田市内の路上で、自転車で帰宅途中の女子高生(16〜18歳)5人に対し、カッターナイフで脅して、体を触るなどのわいせつな行為をしたり、強姦目的で暗がりに引きずり込むなどした上、現金や携帯電話など計約8万円相当を奪うなどした。 中西被告は公判で「わいせつ行為にとどまる」と主張してきたが、判決は「客観的事情などから強姦の故意や危険性があった」と退けた。 毎日新聞 2007年6月20日 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070620-00000081-mailo-l10
教え子の女子中学生にわいせつ行為をさせたとして、城東署が江東区の区立中学教諭、金谷喜光容疑者(30)=葛飾区白鳥1=を児童福祉法違反(淫行(いんこう))容疑で逮捕していたことが分かった。「わいせつ行為はさせていない」と否認している。 調べでは、金谷容疑者は昨年8月13日午後7時ごろ、江戸川区臨海町の公園駐車場に止めた自家用車内で、勤務する中学の3年の女子生徒(当時15歳)にわいせつ行為をさせた疑い。金谷容疑者は体育の教諭で生徒のクラスを担当していた。 毎日新聞 2007年6月19日 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070619-00000022-mailo-l13
守山署などは19日までに、事故を偽装し金を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂の疑いで、滋賀県草津市の中学3年の少女(15)を逮捕し、住所不定の暴力団組員坂井一樹容疑者(24)=児童買春禁止法違反(あっせん)容疑などで逮捕=を再逮捕した。 調べでは、2人は2月26日、少女の知り合いの兵庫県加古川市の男性(35)を大津市内に呼び出し、男性がいない間に男性の乗用車を坂井容疑者の乗用車に衝突させ、4月7日に再び男性を守山市内の飲食店に呼び出し暴行を加え、車の修理代として約140万円を脅し取ろうとした疑い。2人は容疑を認めているという。坂井容疑者は18歳未満の女子高生を売春させた疑いで5月22日に同署に逮捕されており、2人の関係などを調べている。 京都新聞: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070619-00000052-kyt-l25
去る6月19日、ポラリスプロジェクトはテンプル大学日本校において、「人身売買:現代の奴隷制」と題して、セミナーを開催いたしました。このセミナーは、テンプル大学主催の女性問題に関する連続セミナーの一つでした。 会場には、テンプル大の学生、教授をはじめ、ジャーナリスト、大使館関係者、学識者の方々に参加して頂きました。お忙しい所を足を運んでくださいました皆様方大変ありがとうございました。 プレゼンテーション後の質疑応答では、様々な角度からの質問が飛び交いまして、この問題に対する皆様方の認識の深さに頭が下がる思いでした。また、会場からの発言として、被害者と接する機会がある方からのお話は、我々ポラリスプロジェクトにとっても大変有用なもので、我々としてもより一層の情報収集に努力が必要であることを再認識致しました。
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